2022年03月23日
弁護士は事件ばかりやっているわけではないという話

ある会社の代理人として、
株主の皆様に対して、会社の解散・清算手続きについて連絡をしたところ、
驚いた株主の方からご連絡を頂きました。
弁護士からの書面が届いたので、事件が起きたと思ったとのこと。
事件ではないし、倒産でもなく、
単なる会社の通常清算手続き、いわゆる会社を畳む手続きであることをご説明し、
安心して頂きました。
ただ、これはよくあることなのですが、
弁護士=事件・裁判と誤解している方がまだまだ多い印象です。
弁護士によって異なりますが、
弁護士の仕事は事件や裁判ばかりではありません。
裁判所にほとんど行ったことがなく、
会社の合併買収(М&A)や契約交渉、経営者に対する戦略的なアドバイスばかりやっている弁護士もいます。
私は、そのような企業法務専門の弁護士ではありませんが、
それでも、生前の相続対策、事業承継対策、中小企業の顧問業務、企業の社外監査役など、
紛争にならないように、あるいはより良い将来になるようにアドバイスをする仕事も少なくありません。
むしろ、紛争になってからご相談や依頼を頂いても、手遅れということも珍しくありません。
紛争にならないように、より良い将来になるように早めに弁護士に相談することが大切です。
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Posted by 弁護士白土文也 at 00:34